新入生父兄と教職員との懇談会
今日は誠におめでとうございます。心からお慶びを申し上げます。
皆様のご子弟は、私立医科大学に入学されました。国立大学と私立大学は今、どのように違うのかということについてお話しします。国立大学は、教員の定員 削減が長く続き、かなり疲弊しています。5年前に法人化されて以来、運営費交付金が毎年1パーセントずつ減額されている状況です。附属病院を持つ医学部に おいては、病院交付金が2パーセントずつ削減されています。そのような意味で、今の国立大学は教育力が著しく低下しています。
その中で、本学を含めた私立大学に入学した学生は、教育熱心な教員のもと高いパーセンテージで卒業しています。ですから、学生諸君にもより一層頑張って もらいたいと考えています。今、大堀理事長がお話しになったような課題もありますが、その件に関しては、学長である私の責任です。きっちりと指導してまい りたいと思います。
しかし、本人のやる気と大学教員の熱意だけでは間に合いません。ご両親のお力無しでは、なかなかうまくいきません。三位一体で教育していくことが大切だろうと思いますので、そのこともお含みおきいただき、今後ともよろしくお願い申し上げます。
(平成21年4月9日 盛岡グランドホテル)