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「康煕字典(翻刻康煕字典) / 張玉書[ほか]勅撰」
江戸 : 須原屋伊八 : 須原屋茂兵衛 : 山城屋佐兵衛, 文久3 [1863]

●康煕字典
中国、清の康煕帝の勅命により、張玉書らで編集された、12集の字書である。
1716年(康煕55)に成立。
体裁を明の「梅膺祚(ばいようそう)」の「字彙」にならい、「説文」「玉篇」などの先行字書に基づき、 4万7035字を214部首、筆画数の順に配列し、歴代の韻書の反切(はんせつ)以下、字義、別音、別義、古音などを記したもの。
以後の字書の規範となり、漢和辞典の配列の基準となる。

●康煕帝(1654〜1722)
中国清朝の第四代皇帝(在位1661〜1722)。諱(いみな)は玄Y(げんよう)。
「愛新覚羅」家の出身。廟号は聖祖。康煕はその治世の年号。順治帝の第三子。
中国歴代皇帝のなかで唐の太宗と並ぶ名君と称せられ、康煕乾隆時代と言われる清の全盛期の基礎を築いた。


参考:ブリタニカ国際大百科事典(TBSブリタニカ)【図書館所蔵:031/B92(2)/7】
    :世界大百科事典(平凡社)【図書館所蔵:031/Se22/9】