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多剤耐性菌による感染症克服を目指した新しいタイプの抗菌薬の創出に向けて

岩手医科大学薬学部の阪本泰光准教授、關谷瑞樹助教、昭和大学薬学部の田中信忠准教授、合田浩明教授、長岡技術科学大学の小笠原渉教授、長岡工業高等専門学校の鈴木義之特命助教、JAXAの山田貢主任研究開発員らの研究グループは、2015年に発表した歯周病菌DPP11の立体構造の解明に続き、DPP11と化合物複合体の立体構造に基づくドッキングシミュレーションによって、歯周病菌の増殖を抑制する化合物を見出しました。また、その化合物は代表的な微生物である大腸菌の増殖には影響がなく、歯周病菌に強く作用することを明らかにしました。
本研究は、歯周病菌や多剤耐性菌などの糖非発酵性病原菌に特異的な抗菌薬の開発に結びつくと考えられます。

<本研究に関するお問い合わせ先>
岩手医科大学薬学部 薬科学講座構造生物薬学分野
准教授 阪本 泰光(さかもと やすみつ)
電話:019-651-5111(内線5284)
岩手医科大学薬学部 生物薬学講座機能生化学分野
助教 關谷 瑞樹(せきや みずき)
電話:019-651-5111(内線5143)