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歯周療法学(含 高度臨床歯科医育成コース)

学科目紹介

当分野では、歯周病を口腔内常在菌による感染に伴う炎症性病変として捉え、歯周組織および歯髄への疾患病態を「細胞生物学研究」と「臨床疫学研究」の両面から解明することを目指しています。さらに歯周病によって失われた歯周組織の再生を獲得するための研究も行っています。
細胞生物学研究では、慢性歯周炎や歯髄炎の病態解明のために、炎症性サイトカイン(IL-1,IL-6,TNF-αなど)が骨芽細胞、破骨細胞、あるいは線維芽細胞などに及ぼす作用を調べ、歯周?歯髄組織で繰り広げられるサイトカインネットワークを解明します。
臨床疫学研究では、関連の医科領域との共同研究によって、糖尿病患者や癌患者、あるいは呼吸器疾患患者を対象に、微弱で持続的な炎症病巣である慢性歯周炎の罹患による全身疾患への悪影響を調査します。

主な研究内容

  1. 歯周疾患の再発と長期的予後に関する研究
  2. 歯周組織再生材料の臨床応用に関する研究
  3. 歯周病原性細菌の分子生物学的解析に関する研究
  4. 歯髄細胞と炎症性サイトカイン、再生に関する研究
  5. 全身疾患と歯周病との関連に関する研究
  6. 歯周治療の評価に関する研究

学生へのメッセージ

当分野では歯周治療の研修も併せて実施します。また、日本歯周病学会認定医?専門医の取得を目指します。