医学研究科案内
医学研究科から、日本へ、世界へ。新たな領域へ。
著しい科学技術の進歩と呼応して研究テーマが細分化?専門化、あるいは新分野開拓へと進む医学界の潮流をリードすべく、岩手に根ざして世界の最先端を見つめています。それぞれの専攻領域で展開する独自の教育?研究を通し、多彩な人材を輩出してきました。
博士課程[修業年限4年]が開設されたのは昭和35年。また修士課程[修業年限2年]は平成17年の開設で、社会人などの受け入れにも積極的です。これまでの、医学博士の学位授与者は、2,000人を超えます。
また、グローバルに通用する研究者へのステップとして、海外での学会?研修への派遣が盛んです。また修了後、アメリカのスタンフォード大学?カリフォルニア大学?ロスアラモス国立科学研究所?メーヨークリニック、ドイツのグレンバッハ病理研究所?ベルリン自由大学、さらにイギリスのウェー ルズ大学?オックスフォード大学?セントトーマス大学病院などで研究を重ねる国際派も育っています。
アドミッションポリシー
博士課程(Doctor’s Course)
医学研究科博士課程では、国際的な視野に立って先進的な研究活動に従事する者、あるいは、研究を推進しつつ医療現場で主導的役割を果たす医療人を育成します。六年制大学を卒業あるいは修士課程修了した方を対象とし、高度かつ広範な最先端の医学知識と医療技術?技能を修得しようとする人を求めています。
修士課程(Master’s Course)
医学研究科修士課程では、医学及び医療に関する専門知識や技能?技術を修得するための教育が行われます。基本的に四年制大学を卒業した方を対象とし、地域医療に貢献する生命科学研究者、あるいは、研究活動を行いつつ高度医療技術者をめざす人を求めています。
医学研究科の特色
高度な先進医療拠点
医学研究科の研究内容は生命科学から社会医学、臨床医学と多彩であり、特に脳血管疾患、臨床疫学研究、老化研究の分野では先導的研究拠点が形成されています。
学位取得を支援する履修プロセス管理
大学院生一人ひとりの調書を作成。学位を取得するために複数の教員による指導体制を確立し、研究計画調書等に基づき研究の進捗状況を定期的に評価、助言することにより学位取得への過程を支援します。
社会人を考慮したカリキュラム
社会人特別選抜のコースでは、働きながら教育を受け研究したい人のために、夏期休暇や土日を利用した集中講義など工夫を凝らし、カリキュラムを編成しています。臨床研修医や医療関係者、行政職の方もこのプログラムを利用して大学院の教育が受けられます。
多岐のわたる研究サポート体制
競争的研究資金の獲得によって運営されている複数の研究プロジェクトに関わる附属病院のスタッフ等も皆様の研究をサポートいたします。
長期履修制度を採用
本大学院では、修業年限(修士課程2年、博士課程4年)を超えた一定の期間にわたる計画的な履修が可能です。病院、官公庁、企業等に在職しながら社会人大学院生として在籍する方、出産や育児、介護を行いながら大学院で研究を行う方など、みなさんのライフスタイルに合せた研究生活が送れます。
*詳細については、岩手医科大学大学院の長期履修学生取扱規程をご覧ください。
奨学金制度
以下の奨学金制度があります。
- 日本学生支援機構大学院奨学金
博士課程/月額122,000円
修士課程/月額88,000円 - 岩手医科大学大学院奨学金
博士?修士課程共通/月額25,000円