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放射線腫瘍学科

講座?分野紹介

放射線腫瘍学は、放射線を用いて、がんの治療?病態を研究する学問分野です。科学?技術の進歩は、放射線の高精度な制御を可能とし,体内の微小なターゲットに限局した線量集中,身体構造に合わせた自由な線量分布が実現されています。局所へのエネルギー集中は,全身の負担が小さい治療が提供できるだけでなく,がん微小環境を変化させ,がん免疫サイクルを活性化することが明らかになり,その腫瘍学的意義は更に増大しています。放射線腫瘍学科は、放射線生物学?放射線物理学の基礎に精通し、がんの集学的治療?チーム医療の中で様々な職種と協力して、がん治療の進歩を担う医療人の育成を目的にしています。

主な研究内容

◇高精度放射線治療に関する基礎的?臨床的研究

◇小線源治療における外部照射との融合評価、画像誘導治療法の研究

◇画像誘導放射線治療における基準マーカー活用の応用拡大,物理的?臨床的検証に関する研究

◇脊椎転移,前立腺癌,オリゴ転移等の新たな適応病変に対する定位放射線治療の精度?システム研究

◇広域医療圏を背景とした放射線治療に対する照射法の最適化,医療資源活用に関する研究

学生へのメッセージ

当科では放射線というモダリティを軸に、疾患横断的にあらゆる新生物に対処できる腫瘍医?専門医療人の養成を目指します。がん専門医としての臨床?研究の経験を積んだ医療者が、各々の専門分野の知識?経験を持ち寄って,チームとしてがん患者を支えていくことが重要と考えられる中で,放射線腫瘍学は欠くことのできない役割を担っています。

放射線腫瘍学科